2011年1月15日土曜日

1日目 2010/12/25(土)さすらいのアムステルダム

アムステルダム中央駅

前回、大荷物を前に長いメトロへの階段前でたちすくむところで終わったが、立っていても仕方がないので、ここはすべての荷物をボクが3往復して降ろす覚悟で、1個目を降ろし始めた。降ろした荷物の見張り番に、娘を階下に残し2個目を降ろそうと途中まで階段をのぼったら、カミさんがひとつをよろよろ降ろしている。あれ?てことは1個は上に置き去りか?
よく見ると、見知らぬおじさんが運んでくれている。
どうやら見かねたおじさんが手を貸してくれたようで、いやホント助かった。
心優しきオランダ人、ありがとう!。

さて、ここでも列車と同様に自販機でチケットを買わなければならないが、やり方がどうにもわからない。路線図を見ても行きたい駅名が書いていないようなのだ。
駅員と思しき人に、聞いてみたら、
ボクらが乗るべきはメトロじゃない。
「トラムに乗れ」と
オーノー!トラムは地上じゃないの!

ますます冷え込んできた地上へと這い上がってきたわれわれの目にとびこんできたのは、トラムがうじゃうじゃ走っている恐ろしい光景である。
どれに乗ったらいいんだか。

話かわるが、京都駅前。
観光シーズンともなると、世界中から多くのひとでごったがえす。
外人さんも、駅前バスターミナルを前にたちすくことであろう。
京都駅前のバスターミナルって、住んでるボクらでも普段乗らないとまどうもんね。
案内板見ても理解できない。

トラムの車窓から(ダム広場付近)

まずは、適当にトラムの運転士に聞いてみる。
ひとりめの見るからに南国系のおじさんは、陽気に鼻歌を歌いながら、ボクが見せた地図を見ているのだが、あきらかに先方も(こちらの質問を)理解していない様子。
次に尋ねた女性の運転士は、「これではない。あなた方の行きたい方向のは、向こうからでているよ」と遠くの方を指さす。
その、指示された方向へ行ってみて若い男性運転士に聞くと、「車体の先頭に2 か 5と書かれたトラムに乗りなよ」と具体的で的確な指示をいただいた。
ダンキュー(オランダ語でサンキュー)と返し、妻子の元へ戻る。
ボクを待っている間に、彼女らはすっかり防寒対策で身を固めている。
大荷物を持って、乗り場へ行くと、5番が発車待ち状態ではないか。
すぐさま乗りこみ運転士から切符を購入。
2.6€×3枚
約20分程度で、なんとか目的の駅に着いた。

ホテル近辺の地図は持っていたので、それを見ながら歩き出すが、どうにも不安だ。
頼りのiPhoneも地図がダウンロードできていないのでGPSも役に立たない。
ここはやはり人に聞こうとあたりを見回すと、大人のカップル(女性は綺麗)がやって来た。
この二人に聞いたのが、悲劇の始まりだった。

ボクの地図をみた男性の方は最初から、今いる場所が地図上でどこなのかがわかっていない素振りである。
でも、ボクが言ったひとこと「目の前のこの通りはxx通りですよね?」で、一気に顔が明るくなり、「そうそう、だからキミたちのホテルは、左曲がって右曲がればすぐだよ」と教えてくれる。ボクも想像していた通りの展開だったので何度も礼を述べて別れた。
ところが、雪が積もる歩きにくい道をその通りに行くが、いつまでたってもホテル現れず。
一筋入る道を間違えたかと、さらに奥へと進んでもホテルはなし。
途方にくれるわれわれ。
さらにさらに奥まで進んでも全く見当たらない、ひえ~凍えるよ。
タクシーを拾うにも全然走ってないし。今晩はクリスマス当日だしなあ。

と、そこへひとりの50代ぐらいの女性がさっそうとやってくる。
もう一度きいてみると、女性は地図をみながら
「ここじゃないわね」 なんだか自信にあふれた言い方で信頼できそう。
一応道を教えてくれたのだが、よほどわれわれが雨にぬれた子犬のように見えたのか、理解しているように見えなかったのか
「じゃあいいわ、わたしがホテルまで案内するわ」
と、なんていい人なんだ!ホントに優しいなあオランダ人。
それではと、道を先導してもらって着いていくと、どこでわれわれが間違えたかが途中でわかった。最初の交差点で縦と横を逆に見ていたのだ。

こうして無事ホテルまでたどり着き、道案内の女性とは握手して別れたのだ。

初日終了

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