2011年1月15日土曜日

1日目 2010/12/25(土)やってきたアムステルダム


KLMオランダ航空(これに乗ってきた)
12月25日から10日間の予定でヨーロッパ4カ国をまわる旅行に出た。
8月からヨーロッパへ留学中の長女に会うのが一番の目的である。日本から行くボクらと現地で落ちあい、いっしょに観光をしながら、最後に通う大学を見る、という予定である。
日本からの同行者は家内ともう1人の娘。
ところが、ヨーロッパはこの冬記録的な寒波で空港があちこち閉鎖してしまい、スウェーデンにいる娘が移動できなくなった。初日にアムステルダムで合流することができず、最終地コペンハーゲンまでは3人での旅行ということになった。

こちらから行くのも心配したが、関空〜アムステルダム・スキポール空港までは極めて順調な旅。心配した空港の閉鎖も落ち着いたようで、遅れもない。
KLMオランダ航空は快適で機内食もおいしい。
オランダ人CAは(特に女性は)体格も良くて頼もしい限りである。

今回の旅行は旅行会社を通さず、フライトやホテル、列車の指定席など全てネットで予約した。
今時はもう普通にやっているのだろうが、ボクはここまで自分でやるのは初めて。
毎週通う英会話教室のクラスメイトである70歳のおばちゃんも、1人でばんばんネットで予約して海外旅行している。見習わないといけないと思う。
なので、添乗員はもちろん現地の案内人もいない。
空港からアムステルダム中央駅までの移動も自力で行かねばならぬ。
ガイドブックによると列車で約20分、切符は自動販売機で買えるようだ。
2.3€×3人(約750円)、支払いは現金ではなくクレジットカードのみ受け付ける。
カードの種類を選択するボタンで、マスターカードのアイコンをタッチするのだが、何回やっても受け付けられないでカードが排出される。よーく見るとそれはマスターカードそっくりなアイコン「Maestro Card」だった。それがわからず、かなりの時間をここでロス。みなさんご注意下さい。
ついでに言うとMaestro Card以外のクレジットカードを使用すると手数料が取られる。

スキポール空港のピクトグラム
乗り換えなどは、ピクトグラム(絵文字)をつかった看板があちこちにあるので、かなりスムーズに進んでいける。日本だと途中で看板がなくなりとまどうこともあるが、ここではそんなことはなかった。
列車の看板を頼りに、切符を持って空港内からエレベータで地下へ降りると、そこはいきなりプラットホームだった!?
当然改札へ通じるのだと思って、目の前の適当なエレベータに乗ったら、ロッテルダム方向のホームへ降りていた。
駅のこのシステムが理解できず、何人も人にたずねて正しいホームへ。このあたり、英会話教室へ通い続けた経験が多少は生かせているかも。まあ中学レベルの会話ではあるが。
みんな親切に教えてくれる。

アムステルダム中央駅

駅員もいないし、列車もがーっと入ってきて、がーと出ていく。もちろん日本式のうるさいアナウンスもなければ発車のベルもなし。
なんとか目的地の中央駅に着く。ここも改札はスルー。
車内検札にきたときにまずいのかもしれないが、切符なくても乗れてしまうってこと?!
(これについては後述)
さて、この時点で現地時間夕方の5時である。
あたりはすでに真っ暗、気温は氷点下少し下がったぐらいか。まだ気が張っているせいで、コートを着るもの忘れていて、娘から「寒くないの?」と言われて初めて寒さに気付いた。
ホテルまではさらにここからメトロに乗らなければならない。
ここでわれわれは今の状況を説明しておくと、スーツケースをひとり1個ずつ。
それが、どれも機内預け上限ぎりぎりまで詰め込んだ20kgの代物。
重要物をいれたショルダーも各自1個、女性たちはさらに衣類関係をいれた小ボストンバッグ。
ボクはパソコンも持っている上に、関空でユニクロを見つけ、嬉々として防寒対策のダメ押しで肌着など購入したのでこれも持っている(←バカ者)
20kgのスーツケースはやはり重い。
疲れた体にこの重さはつらい。
しかし、メトロに乗るためには地下へ行かねばならない。
探してみてもエレベータはなく、あれ?エスカレータは故障して停止してる!
階段の前でたちすくむわれわれ。
この先、さらに試練が待っているとはこのとき知る由もなかった。

一日目 続く

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