そして来年はうさぎ年、ボクは作者のディック・ブルーナのグラフィックデザインにも興味がある。そして、ユトレヒトはブルーナが今も住んでいて「ブルーナ・ハウス」という場所もそこにある。
これはボクらを呼んでいるようなものではないか。
ユトレヒトはアムステルダム中央駅から列車で20分程度のところにある、オランダ第4の都市であるという。
列車も乗れるし、ちょうどいい。
ボクらの3日目の計画はこうだ。
開館と同時に「国立ゴッホ美術館」へ行く。そのあと『アンネの日記』で有名なアンネ・フランクが隠れた住まい(これってドイツの話だと思ってた)を見学して、午後からユトレヒトでミッフィーざんまい、という盛りだくさん。
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| アンネの家の前の大行列 |
KLMオランダ航空のおまけでもらった「オランダ・パス」を利用して、一人分の入場料だけを支払って鑑賞。
これがまた広くて作品の量が多いこと。
ゴッホの絵画も山盛り展示されているが、関わりのある画家、ゴーギャン、ピサロ、モネ、マネなどの作品、ゴッホを題材にした自伝の漫画など、様々。見ごたえ十分で、ここだけですでに2時間が経過。
急いでアンネ・フランクの家に向かう。
ところが、なんと入り口前には長蛇の列。ぐるりと家を取り囲んで人が並んでいる。
これでは並んでいるだけで夕方になりそう。
しかも思いっきり屋外でめちゃ寒いし。
ここは断念して、ユトレヒトへ向かう。
行き先に注意して列車に乗り込む。切符や乗り方は、もうだいじょうぶ、学習した。
ユトレヒトは、アムステルダムとはまた違って駅に大きなショッピングモールが合体しているので、人も多くて雰囲気も現代的。
さーてミッフィーちゃんはお出迎えしているかな?
もうすっかり頭の中では、水木しげるロード(境港や調布)のようなイメージができている。
しかし
ミッフィーちゃん なし
どこにもいない
そこらのお店で、ブルーナ・ハウスはどこかと聞いても、知らないという。
しかも、もう一度ガイドブックを見ていた娘が
「ブルーナ・ハウスは月曜日休館だよ」
がーん
おみやげもミッフィーちゃんグッズを買って、「兎年だし、生誕55年だしね〜」なんて渡す時のせりふまでイメージが膨らんでたのになあ。
しゅわーと空気が抜けた。
しかし、ここまで来たら引き返すこともできない。
街をぶらぶらするとしよう。
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| ドム塔 |
駅から少し離れていくと、ようやく歴史ある建物も現れてきた。
さらに行くと奥に高い塔が見えてくる。
ドム塔である。
ここではガイドの案内で、塔の階段400数十段を登って、てっぺんからユトレヒトの街を一望する、というツアーがある。この日の最後のツアー 16:00出発にギリギリ間に合い参加。子供らも含んで、たぶんいろんな国の観光客が30名ほど参加している
いやー、らせん階段を登るのはかなりつらい。
上に行けば行くほどらせんの半径がどんどん小さくなっていき、目も回り気分が悪くなる。しかも寒さも増してくるし。
ただ、頂上からの景色は素晴らしい!
だけど吹きっさらしであまりに寒くて、ぐるっと1周見たら凍える。他のツアー客はもうすでに降りていったようだ。
われわれも凍りつく前に降りるとしよう。


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