2011年2月13日日曜日

ヨーロッパ・ホテル編

今回滞在したヨーロッパの都市は3ヶ所。

アムステルダム(オランダ)3泊
ブリュッセル(ベルギー)2泊
コペンハーゲン(デンマーク)3泊

真冬のパッケージツアーでは、行きたい場所の商品がなかったので、航空券・ホテル・鉄道などをネットで予約した。
ホテルの予約に使ったのは、エクスペディアである。
日程と宿泊先の都市名、人数を入力して検索すると候補を表示してくれる。
これを価格の安い順に見て、内容や立地条件、経験者のレビューを参考にして決めた。

INNER Hotel(Amsterdam)
アーチ型窓の真ん中がボクらの部屋
なんといっても価格が安い。
4人1室で1泊が約9,000円(4人分の料金)
しかも朝食(ビュッフェ形式)付きである。
その代わりに部屋は、2段ベッドが二つ置かれていて、それだけで部屋のスペースを占領している。
簡易シャワーとトイレ、洗面台はついている。
ホテルは寝るだけと割り切れば、くつろげるスペースがないぐらいは我慢できる。
左の写真を見ると、それなりに趣のある建物である。
窓のすぐ横が歩道なので、歩いている人の話し声が丸聞こえである。
同じ部屋の中で会話しているかと錯覚するぐらいよく聞こえるのだ。
人通りが少なかったのが幸いであった。

続いて部屋の中の写真はこちら。
初めて部屋のドアを開けた時、一瞬絶句。

せ、せまい

味も素っ気もない、鉄パイプの2段ベッドが2台。
以上

トイレとシャワーは部屋についていたので困ることはなかったのだが、いかんせん狭い。
スーツケースを置く台もないので、3つ床に置いておくとすごく場所をとられる。

朝食はビュッフェスタイル。
食えるだけ食う。
これを基本方針として三日間利用した。
パンやハムが3種類もあって、とてもおいしい。好きなチーズも食べ放題。
コーヒーもなかなかいい味である。

もうひとつ良かったのは、無線LANが無料で使えること。
1階の食堂近くに設備があるらしく、食堂では問題なく使えるが、ボクらの部屋が食堂に近かったので、部屋でも使うことができた。
ネットが使えると、なにかと便利なのだ。

ついでに、Eurobookings.comサイトではこのホテルの動画まで見ることができる。

Mercure Brussels Center Louise(Brussels)
ホテルの最寄り駅Louiseの駅前

Eurobooking.comのリンク先はこちら

4人で1泊¥10,400、朝食はついてない。
メトロの駅Louiseから徒歩で5分程度。
ホテルの前はお店も多くてにぎやかな街並みである。
到着した時は、チェックイン時間よりも早かったので、スーツケースだけ置かせてもらった。フロントで頼んでみると、そっちの部屋に入れておくように言われた。
その部屋のドアを開けて見ると
わお
部屋中びっしり荷物だらけ。
すきまを詰めて、自分たちの荷物をなんとか置いた。
観光を終えて、夜にホテルへ戻ってみると、その部屋には我々の荷物だけが残されていた。

チェックインを済ませて、部屋へ行く。
部屋はボクらの想像していたとおりのもので、ちょっと安心。
ダブルベッドが2台、バスルームも広々でバスタブ付き。
それだけでもリッチな気分である。

液晶テレビも置いてある。こっちへきて初めてテレビ番組を見た。
ちょうど年末だからか、タレントかアナウンサーのNG集みたいなのをやっている。
こういう番組どこでもあるのね。
これぐらいなら言葉はわからなくても見ていられる。

なかなかうまそうでしょ?
このホテルでは客室でのネット接続は有料で、1時間4.5€。(1日でいくら、という選択もあり)翌日の場所を確認するのに1時間分だけつないだ。
朝食はホテルを利用しなかったので、近くのスーパで前日にサンドイッチの食材を買い込んだ。湯沸かしは部屋にあるし、コーヒー、紅茶も置いてある。

今回の旅では、どこへ行っても暖房はパネルヒータだったが、このホテルはエアコンだった。
それが逆に珍しかった。




Hotel Copenhagen(Copenhagen)
カーテンはIKEAだった。
Eurobookings.comの紹介はこちら

ここが今回宿泊したホテルの中では一番高い。
とは言っても、4人1室で1泊が約¥10,800
高いといってもこの程度。
しかし、ちょっと期待してた。
どんなホテルだろう?
名前もHotel Copenhagenと、一番先に名のったみたいじゃない。

しかし

部屋はシングルベッドが2台と2段ベッドが1台(写真参照)
しかも、トイレとシャワーは共同
えっ、共同?
ひえ〜
同じフロアにはトイレとシャワー室がひとつしかない。
こんな時期で空いていたからよかったが、これで宿泊客が多かったら順番待ちだよ。
しかもボクらの部屋のすぐ隣が、このトイレ&シャワー室。タオルと着替えを持って、ささっと済ませ、次の人にバトンタッチ。
なんだか落ち着かないなあ。

ホテルの食堂。有名なデザイン家具?
ここのホテルは無線LANなし、客室ではインターネットは使えない。
1階のロビー横に1台だけ共有パソコンがおかれていて、それは無料で使用可能(順番待ちしている時はおひとり15分までの貼り紙)

朝食は有料だが、ホテルにしてはリーズナブルな料金(約650円)だったので、2回利用した。(1月1日だけは営業開始が2時間遅かったので利用せず)
ここもなかなかおいしい。

ホテルの周囲は静かな場所だが、20分程歩けば街の中心地へ行ける。
コペンハーゲンは、観光で行くような場所は徒歩でまわることができる。
これで吹雪とかだとつらいが、滞在中は天気が良かった(寒さは厳しいけどね)
空港からはメトロに乗ってIslands Brygge駅まで15分程度。駅からホテルまでは徒歩5分。
ロケーションは良かった。

2011年2月5日土曜日

9日目 2011/1/2(日) さようならヨーロッパ

思えば、年末に旅行へ行くことを決めたのは、もう11月になってからだった。
ボクの正月休みを利用して、あと2日有休で休めば、かなりのビッグバカンスになる。
それならばなんとかなるかも。
ということで、旅行代理店のツアーを探したが、冬の北欧となると、オーロラかサンタクロースしかないのだ。
今回はルンドにいる娘に会う、という大きな目的があったので、このツアーだとどうしても自由時間が制限される。
カミさんがネットで航空券・ホテル・鉄道などの予約サイトを調べてくれた。自分等でチケット予約してもそこそこ安くで行けそうだとわかった。
いまは海外旅行もネットで比較的簡単に予約して切符を手配できてしまう。

さて、そんな旅行も本日帰国である。
コペンハーゲンからアムステルダムを経由して関空まで。
ホテル・コペンハーゲンの朝食は、今日は平常通り7時30分から営業である。
しっかり味を噛みしめながら、腹いっぱい食べて出発する。
娘もカストラップ空港まで見送りに来てくれた。
あと半年、いろんなものを見て、たくさんの人と話して、元気に日本へ帰っておくれ。
そんな思いを抱きながら、お互い笑顔で手を振った。

帰りも極めて順調な旅である。
さて、明日からはまた日常に戻るが、もう少し夢を見させてもらおう。
日本までは長旅だ。

2011年2月2日水曜日

8日目 2011/1/1(土)新年はコペンハーゲンで

新年あけましておめでとうございます。
コペンハーゲンで迎える2011年の朝である。
旅行も終盤を迎え、大きなイベントは残すところきょう一日のコペンハーゲン市内観光だけである。
明日は帰国のフライト、そして翌3日に関空へ到着だ。

チボリ公園付近
時間もないので、できるだけ早くに市内へでかけたい。
8時過ぎにフロントへ降りてみると、真っ暗?
よーく見ると、机の向こうにはいつもの北欧系の綺麗なお姉さんではなく、インド系のおじさんが座っている。
この日だけは、あのおいしい朝食は9:30から営業なのである。
だれも1月1日の朝早くから活動しないのだ。
ん〜、残念だが仕方がない。ここで営業開始まで1時間以上待つのは時間がもったいない。
でかけ際によくみたら、ロビーのソファーで誰か寝てる。昨晩のカウントダウンで夜更かししたんだろうね。

気温はキーンと冷え込んでいるが、天気は上々。
街の中心地までは歩いても20分程度で行くことができる。通りのあちらこちらには、昨晩の打ち上げ花火の残骸が放置されている。
誰が片づけるのかね。
川にかかる橋を渡ると、ほどなくチボリ公園に到着。
ここは冬季間は営業中止であるが、クリスマスシーズンだけは営業している。それも12/30には終了。
柵越しにながめるしかない。
車はそこそこ走っているが、人の姿はとても少ない。
コペンハーゲン中央駅
朝飯を食べそこなったので、どこか営業しているところはないものか?
そこで思いついたのが、コペンハーゲン中央駅である。
ここなら人が行き来するしカフェぐらいはオープンしているだろう。
はたして行ってみると、あいてるあいてる。
カフェで朝食。
フランスパンのサンドイッチがおいしい。

ここから街の目抜き通りを散歩しながら、アマリエンボー宮殿を目指す。
にぎわう通りも飲食店以外のほとんどの店は閉店。
元旦だし仕方がないね。
ロイヤルコペンハーゲンもウィンド越しに見るだけ。
店は閉まっていても人通りは結構あるものだ

衛兵カモーン!勢ぞろい
アマリエンボー宮殿では衛兵の交代式が見られる。
到着してみると、すでにたくさんの人が集まって人垣ができている。
みんな大きいので、後ろからだとほとんど見えない。
心優しいオジサンがたが、背が低い東洋人(ボクらのこと)を前に入れてくれた。
なんだかみんなのんびりしてるよ。
娘達はというと、最前列まで場所を空けてもらって特等席で衛兵の到着を待つ。
吹奏楽の音色と供に、衛兵たちがやってきた。
なんだろうね、あの巨大な帽子は?スタイルが面白い。
寒くても休みなし。

かなり長時間見学してから宮殿内の土産物屋でトイレを借りてから、人魚姫象を見に行く。
姫は上海万博へ出張していたが、無事こちらへ戻ってきた。
アマリエンボー宮殿からは、少し距離がある。コペンハーゲン中央駅から一駅分離れた、カステロット要塞(五角形の星形)の一番端に人魚姫はいらっしゃる。
ここはさすがに人が多い。観光バスも近くに停車している。こんな光景はこの旅行中初めて見たかも。
それだけ名所中の名所ということか。
姫もさぞかし寒かろう
彼女は以外と小さいというか、原寸大というか。
設置場所は水際なので、道路から下へ降りていかないと近づけないのだが、なにせ足場の悪そうな場所だし、雪が積もっていて上級クラスの危険度。
みんなが注目している先で、すっころぶとカッコ悪いな。
下は岩だし、かなり痛そう。
ということで子供たちだけ降りていって、姫に近づいてパチリ。
親は道路からパチリ。

ここまで来るのに、かなり歩いた。腹もペコリ。
パステルカラーの家々
ニューハウンヘ行ってみよう。
ニューハウンは船着き場で、そこに沿って建っている建物がきれいなパステルカラーなのだ。ボクも写真等では見たことがある。この色合いがかなりデンマークらしさを醸し出している。ここまで行って昼飯としよう。
実際に遠目で見ると、写真通りのパステルカラーでキレイ。近づいてみると、建物もかなり老朽化しているのがわかる。
さて、昼飯をどこにするかな、と1軒ずつ外にでているメニューをながめながら検討。
人の出入りが多そうなお店に決めて入ってみる。
なかなか雰囲気のよさそうな店である。
しかし、それにしても店内が暗い。
暗すぎだろう。日本の感覚では、指導が入ってもおかしくないほど。
特にボクのように老眼が進んでくると、暗さにはとても弱い。ムードがあるといえばそうなのだろうが、もう少し改善を望む。
内容はニシンの酢漬けや白身魚のフライなど、魚貝系がなかなかおいしい。

またぶらぶらしながら、街の様子を見学。
中に入って見るような場所が、ほとんど休館で入れないのでしかたないね。
次第に日が落ちていくと、寒さは益々厳しくなる。
ちょっと暖かいものを飲みたくなって、マクドナルドへ飛び込んだ。
コーヒーとホットチョコレートを注文。マクドナルドのいいところは、Wi−Fiに無料でつながること。
明日のフライト情報などを入手して、夕暮れの街をホテルへ向かったのだった。